老後にいくら必要なの?日本と香港の比較から考えてみる

老後について考えてみる


お金貯めるのって難しいですよね・・・

資産運用っていっても怖いし難しそう、損したら嫌だし・・・でもこのままじゃ不安だなあ。

まじめに働いて、コツコツ貯金。本当にそれで良いのでしょうか。

かと言って、いくら貯めれば良いのでしょうか? iDeCOってよく聞くけどどうなのかな。

少し真面目に考えてみました。

 

理想の老後資金は5000万円!?

日本では、よく理想の老後資金は3000万円なんて言われてきました。

ですが、平均余命が伸びている日本では、介護費用、医療費を考えると3000万円では恐らく足りないでしょう。

最近では約5000万円くらいは必要だと言われています。

 

日本と香港の違い

そこで今回は、2016年の世界競争力ランキング、超富裕層の割合ランキングがともに世界1位である香港と比較しながら考えてみたいと思います。

参考ニュース① 香港市民の平均資金

香港に関するこんなニュースがあります。
引用:https://www.nna.jp/news/show/1637582

『ドイツの保険最大手アリアンツ系の資産運用会社アリアンツ・グローバル・インベスターズがこのほど発表した調査報告によると、香港市民が理想の老後を送るために必要な平均資金は511万HKドル(約7,340万円)だった。』

 

参考ニュース② 世界の超富裕

『ボストンコンサルティンググループ(BCG)が実施した「世界の家計金融資産」に関する調査(2015年度版)によると、金融資産が1億ドルを超える「超富裕」世帯数は、全世界で前年比11%増の10兆ドルとなり、合算すると世界の金融資産の6%に至ると推計。
引用:http://toyokeizai.net/articles/-/120497

国別で超裕福世帯が最も多いのは、アメリカ(5201世帯)、中国(1037世帯)、イギリス(1019世帯)の順。

さらに、全世帯のうち超富裕層の割合が多い国については、

1位に香港(10万世帯あたり15.3世帯)、

2位シンガポール(同14.3世帯)、

3位オーストラリア(同12.0世帯)がランクされた。』

富裕層の総数は日本は世界2位(約282万人)ですが、割合はそこまで高くありません。

 

香港は、日本からも近く、観光に行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。

香港は金融都市として発展してきましたが、香港人の年収は、実は日本よりも低いです。

日本人の平均年収は約420万円 

香港人の平均年収は約240万円

日本のほうが年収は高いですが、香港のほうが富裕層の割合が多く、老後の貯蓄額平均も上だというデータもあります。

富裕層の割合が多いのは、もちろん金融国として富裕層を呼び込んできたこともありますので、素直に受け取るものではないとは思います。

日本と香港の違い

 

1.金融教育を受けているか受けていないか

香港という国は長い間イギリスの植民地でした。イギリスは世界でもトップクラスの金融が発達した国です。

イギリスの金融教育を香港で取り入れ、国民を教育をしてきたのです。

 

日本でいう中学生くらいになれば、もう既に投資ができる知識レベルまで達すると言われています。

投資教育を受けてきた人が圧倒的に多く、かつ金融商品自体も発達しているので、世界の中でもより良い商品をより知識の高い人たちが運用をしていくので資産を増やすことができる・・・可能性が高くなりますよね。

一方、日本はどうでしょうか?

小学校、中学校、高校、大学と出た人でも思い起こしてみると金融教育は受けてきていないと思います。

まあ、日本ではお金、金融のことを話すこと自体なんとなくタブーな雰囲気がありますよね。

社会に出て必要な知識である社会保障の仕組み、税金の仕組みも知らない人がほとんどです。

偉そうに言う私も、社会人になりたての頃はほとんど何も知りませんでした。

 

2.国の政策の差

香港においてお金のことについては、「自分の身は自分で守る」ことが基本です。

なので基本的には国の社会保障は生活保護的な最低限のモノしか完備されていません。

医療費も全額自己負担になりますし、年金も自己責任です。

「その代わりちゃんと教育をしますよ!」というのが香港や欧米先進国の基本的なスタンスです。

香港で1つ国に義務付けられていることがあります。

それは勤労者は給与の10%(勤労者5%、会社側5%)を必ず金融商品に投資することです。

そこで老後の資産形成を行なってくださいということです。

商品自体は、国が証券会社、保険会社、銀行などを通して用意をします。

勤労者はその商品を選び、運用に関しては自己責任となります。

この仕組みは日本で言うとiDeCO(個人型確定拠出年金)となります。最近ようやく広まってきましたね。

iDeCO(個人型確定拠出年金)を活用することは投資デビューの第1歩なのです。

 

日本人の私たちはどうすれば・・・

今まで、国は、国民に対して貯金をしましょう!言っていました。

今、国は何と言っているか?というと投資をしましょう!と言っています。

NISAやiDeCOを導入して国民、特に若い世代にも投資をさせようとしています。

貯蓄から投資へ。 

聞いたことあると思いますが、これが何を意味するかと言えば、

超少子高齢化が進んで「国は、もう国民の老後の生活は守れない(財源がない)ので、自己責任で老後の準備をしてください」です。

それも、金融教育は何も行わないけど、自己責任でねということです。

 

つまりは単純に

今までの常識              これからの考え方は、柔軟に

とりあえず高校や大学に行く       →高校や大学へ行くことは自分で考えて決める

 

会社に勤めること(できれば大手)    →会社に勤める+自分で考え行動して他収入を得る

給料が勤続年数で上がっていくこと    →会社は不変的なものではない

年金がもらえること           →老後の資産形成は自己責任

国が国民を守ること           →お金に関する知識を自分で手にする(自分で自分を守る)

 

金融やお金のことはもちろん、自分自身で考え、選択できるような柔軟性や主体性、行動力が必要になっていくと思います。

逆に言えば、自分の人生は、会社や周りが作るものではなく自分で作れるようになってきたということです。

楽しく、主体性のある自分の人生を描けると良いですね。

 

楽しい老後を送るために

お金の本質から投資対象を考える

 

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小澤忠


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