正しい投資信託の見分け方

 

投資信託とは一体、、、

まずはここの説明から行います。

 

投資をしようかなと思うとある程度資金が必要です。

数万から買える株もあれば数百万もする株もあります。

ユニクロを展開しているファーストリテイリング(通称ファストリ??)は最低単位買おうとすると300万以上必要です。

全然安くない・・・

 

お値段以上のニトリも160万ぐらい必要です。

ニトリの食器を買い漁ってもそんなに行かないのでは・・・

 

とまあ自分の知っている会社の株を買ってみようかなぁと思っても結構値段が張ります。

そんなみんなの心の声を代表して作られたのが投資信託という手法です。

 

投資信託会社とは


みんなからお金集めて、集めたお金で株やら債券やらを買っています。

資金管理をするのは運用会社です。○○アセットマネジメントとか言うやつです。

この人達の給料はみんなから集めたお金から年間何パーセントかもらう事で賄われています。

少ないものだと0.2%を切るものもありますが、日本だと大体1.5-2.0%ぐらいするんじゃないですかね。

これが高いか安いかは運用成果によるものかと思います。

 

安いモノが良いモノだ!という考え方もありますがそれは吉野家で牛丼食うか、可愛い女性と銀座の鉄板焼きでヒレ肉食うのとどっちが良いかという質問なので自分で決めて下さい。

 

分配金型投資信託


最近は日本でも下火になってきているんですが、この投信業界でここ10年ぐらいブイブイ言わせていたのが毎月お小遣いのようにお金がもらえる分配金の出る投資信託です。

 

100万買って毎月1万円貰えます!!

 

みたいな感じでお金を集めまくっていました。5000万あれば毎月50万ですからね。

人生いっちょ上がりみたいな商品です。

 

でもまあ普通に考えれば年間12%で回り続ける商品なんてあるハズないんですが、毎月銀行口座にお金が振り込まれているのを見るとあまり余計な事は考えなくなります。

 

そんなオイシイ話ってあるの?

誰か偉い人が言っていました。

 

人間は自分が見たいモノを見る生き物だ。と

これは小難しい言葉で言うと「確証バイアス」と言われるもので、自分が選んだモノは良いモノだと「思い込みたい」ことから起こります。

自分がBMWの車を買うと街中でBMWを自然と探してしまい、「なんか最近BMW乗ってるヤツ増えたなぁ」とか思うあの現象です。

 

話は戻って株式市場は人間の欲が蠢く、血生臭い世界なので、たとえ長期的に12%以上の成長をしたとしても数年単位で見ればそれ以上の上昇と下落を繰り返します。

 

なのに分配金だけは12%払いますよなんて事をしていたら自分のお金を取り崩すだけです。

別にそれが悪いと言う事を言っているのではなく、世の中そんなに甘くない!と言う事です。

 

みんな自分が一番頭が良いと思っているし、みんな自分だけは損しないと思っています。

 

という事で毎月分配金の投資信託をお小遣いが欲しいからみたいな甘い考えで買うのは辞めた方が良いです。

この記事を読む人は既にそういう投信を買って分配金だけは毎月もらっているけど元本が下がり続けていて、銀行や証券会社の営業マンから「分配金を合わせたらプラスです!」みたいな説得をされている事でしょう。

 

どのように考えるべき?

じゃあ買う前にそのように考えて買いましたか?

毎月分配金を貰った上で元本減らなきゃ良いなと思って買っていませんでしたか?

そう思っていてそうなっていないのならその投資は失敗です。

すぐに解約しましょう。

 

引き際が大事!

戦国時代を生き残るのは引き際が上手い武将だけです。

家康のように糞尿垂れ流しながらでも生きていれば天下は取れるかもしれません。

死んだらおしまいです。あの世はありません。今の世を精一杯生きるのです。

 

含み損の投資信託は即売り!

こんな記事を読んでいる暇あったらその含み損の投資信託を売りましょう。

きっとスッキリします。

 

投資信託の見分け方まとめ

目的は明確に

そして次から何を目的にこの投資信託を買うのか紙に書いてトイレのドアにでも貼っておいて下さい。

月次報告書に目を通す

そして投資信託を買ったなら毎月発行している「月次報告書」ぐらいは目を通して下さい。

ここにはどのような運用成果で今後どのように運用していくのかが書かれています。

「月次報告書」を一度も見る事なく投資信託で運用続けていくのは収支をつけずに馬券を買い続け「トータルトントンだよ( ^ω^ )」と言う鴨と同じ行為です。

 

「計画→実行→確認→改善」が上達への王道です。

投資信託は儲かるのか

※2018/8/9追記

まずはこんなニュースから

銀行の投資信託、46%の個人が「損」 金融庁問題提起 (朝日新聞)

国内29の銀行で投資信託を買った個人客の半分近くが、運用損失を出していることが金融庁の調べでわかった。金融庁が主要行9行と地方銀行20行の窓口で投信を買った客全員の今年3月末と購入時の投信の評価額を比べた。顧客が払う手数料も引き、実質的な「手取り」を試算すると、46%の人の運用損益がマイナスで、損をしていたという。

日銀、33兆円も下方修正 家計の投信保有残高 (日経新聞)

日銀は6月27日に1~3月期の資金循環統計を発表した。目を引いたのは家計が保有する投資信託の残高だ。3月末時点で73兆円強と、3カ月前に発表した昨年12月末時点の残高(109兆円)から36兆円も減少した。個人が売却したり、運用成績が急速に悪化したりしたせいではない。「新たな基礎資料等を採用し、部門別の残高を精緻化した」(日銀)ためだという。

そもそも個人投資家の「損」とは?

これは,昨今の相場環境で損している人が半分というのは多すぎじゃないかと直観的に思うところです。案の定,内容を読んでみると今年の3月末時点で保有している投資信託が損失になっているかという話で,必ずしも投資家がトータルで損をしているわけではないという話です。

利益がたくさん乗った投資信託を利益確定し,新しい投資信託を買いなおして微損という,実際には大きく儲けている場合でも,このデータだと損失に入るわけですから,投資家の損というのはちょっと違いますね。

売却済みの投資信託の損益も調べないと投資家の損失・利益については何とも言えません。

結局投資信託は儲かるのか

この2つのニュースも含めどんな情報が必要で、どんな情報が判断基準になるのかをしっかり見極めることが重要になります。
それができれば投資信託だけでなく設けることができるでしょう。


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